【風呂キャンセル】1日でも入浴しないと睡眠へ確実に悪影響がある事実
こんにちは、日本カイロプラクティックセンター・千葉リヘルス院長の阿久津です。
私は施術前に、直近で何か体の異変がなかったか伺うようにしています。そんな中、最近来られた患者様で、「毎日寝れていたのだが、ある夜だけ眠れず朝まで起きていた」という方がいらっしゃいました。
お話をよく伺うと、その日は夜にお風呂に入らなかったそうで、昼間に入ったので夜はいいや、と思ってそのまま寝ようとしたら全く寝られなかったとのことでした。
これはまさに、入浴しないことが睡眠に影響した事例だと言えます。
風呂キャンセル界隈という言葉が少し前に流行りましたね。毎日入っているし「1日くらいいいかな」と思う気持ちもわかります。
が、これでは確実に睡眠の質は下がります。まして、1週間も入らなければ、体力が回復しきらないまま日常を過ごしていると言ってもいいくらいです。
こうした、眠れる眠れないの話は、人間に備わっている自律神経が関係しているのですが、広く理解されていないように感じています。
そこで今回は、入浴が睡眠にとって非常に重要であるメカニズムを解説します。一般的に言われていることに加えて、カイロプラクティックの視点からも言及していますので、是非最後までお読みください。
特に以下の方の役に立てるよう、記事を作成しています。
- お風呂キャンセルと睡眠の関係について知りたい方
- 眠気が強すぎてついつい入浴をキャンセルしてしまう方
- 睡眠のサイクルが乱れているものの、自分ではなかなか改善できない方
1日でも入浴しないと睡眠へ確実に悪影響がある事実

いきなり結論ですが、入浴しないと睡眠の質が落ちるというのは、交感神経がずっと優位なままだから、ということです。これは一般的にも広く言われていることですね。
交感神経の対になる言葉として、副交感神経というのがあります。また、この2つを合わせて自律神経と呼んでいます。
両者にはまったく正反対の特徴があります。以下の図をご覧ください。

人間が活動する時には交感神経が優位になり、休息の時には副交感神経が優位になるようになっています。日中、仕事や勉強に集中できるのは、交感神経が働いているからであり、ホッと一息休憩を取ることや、夜中の深い睡眠が回復に効果的なのは、副交感神経のおかげなのです。
さて、入浴との関連についてです。
お風呂に入るということが、副交感神経が優位となり、休息を深めることに非常に効果的に働いているのですが、それには大きく2つの理由があります。端的に示すと以下の通りです。
- 一度体温を上昇させて放熱させることで、入眠しやすくなるから
- 新陳代謝が活発になることで、疲労物質が排出されやすくなるから
1つ目は、みなさんご自身の体で経験済みでしょう。入眠時は深部体温を下げることが必要なのですが、このプロセスには一度体温を上げることが重要です。皮膚から放熱することで、効率的に深部体温を下げることができますから。
パソコンやスマホと同じです。スリープ時は端末の温度も低いですよね。同じことが人間の体でも起こっているのです。
また2つ目について、疲労因子が生成され脳にシグナルが送られている、こうした状態が疲労の正体です。この疲労因子は便や尿、汗などで排出しているのですが、代謝が活発になることで排出されやすくなります。
運動やストレッチなども非常に効果的なので、是非取り入れていただきたいのですが、最も手っ取り早いのが入浴です。湯船に長く浸かると疲れが取れると聞いたことがあるかもしれませんが、まさにここから来ているのです。
免疫力の上昇にも入浴は効果的
入浴のメリットについて、もう少しだけ補足です。
前述の内容以外にも良いことがたくさんあるのですが、特に大きな利点だと思うのが、体温が上がることで免疫力も上昇するという点です。体温は血流に関係していて、血流が良くなると免疫細胞も活性化するんですね。
一方で、体温が下がった状態が続くと病気になりやすくなります。かかると怖い代表的なものが“がん”です。体温が1度下がると白血球の働きが3割減ったり、体温が35度前後でがん細胞が最も繁殖しやすくなったりします。
こうしたことから入浴はがん予防にもなっていると言えます。もちろん風邪やインフルエンザにかかりにくい体を作るためにも、お風呂は欠かせないのです。
入浴しないと確実に睡眠の質が低下する

夜に食事をとって、寝る時間が近づいてくると、頭をチラついてしまいがちなのは「今日はお風呂入んなくてもいいかー」というもの。多くの方が経験あるのではないでしょうか。
問題なく生活できているのであれば、たまにはいいのかなとも思いますが、入浴後と比較すると睡眠の質は確実に低下しています。
理由は前述の通り。特に、交感神経が優位になったままなので、実は体が起きているという状態なのです。
風呂キャンセルを選択するということは、疲労は十分に解消されないわけなので、翌日が少し辛くなるはず。こうしたことを理解されていればまだいいのですが、多くの方が、何となく面倒だしこのまま寝ちゃってもいいかと思っているのではないでしょうか。
風呂キャンセルで眠れる人と眠れない人
風呂キャンセルをした結果、眠れる人と眠れない人に分かれるはずです。朝まで目を覚まさない人と、夜中途中で起きてしまう人と言ってもいいです。
このうち眠れている人は、睡眠の質は置いておいて、自分は十分に睡眠を取れていると感じているでしょう。
一方で、眠れていない人は、ご自身でも問題だと感じているでしょう。たしかに、夜中起きてしまってしばらく寝られず、朝方になると眠くなって少し寝るものの、すぐ出かけないといけなくなって仕方なく起きて活動する。こんな状況が続いてしまうと考えるだけで辛いですよね。
なんとか改善したいと思っている方も少なくないはずです。でも大丈夫です。これにも明確な理由がありますので。
眠れない人の決定的な特徴3選
この、夜寝られずに起きてしまうというのも、交感神経が優位になってしまっているためです。ただ、そうした状況を引き起こしている原因が存在します。3つ挙げると以下の通りです。
- ストレス
- 過労
- 冷え(稀ですが)
3つ目に挙げた“冷え“、ケースとしてはあまりないのですが眠りを妨げる要因になり得ます。いわゆる冷え性とはまた別で、例えばお風呂に入っていないので体温が下がったままであるとか、お昼に入浴したので夜は入らず眠りについた、そして実は体が思ったより冷えていた、といった意味合いです。
ですが、ほとんどの場合はストレスと過労が主要因です。ほぼ全ての日本人に当てはまりそうですが、この2つをできる限り小さくすることが、自律神経機能を正しく働かせるためには必要なことです。
一息つく間もなく、日々忙しく動き回っている方にとっては難しいことかもしれませんね。だからこそ、私は多くの方に、生活改善が必要ですよとお伝えしたいと思っています。
疲れてすぎているなら誰かの助けが必要

風呂キャンセルについて述べてきました。こうなってしまう方は、元々の性格が関係していたり、お風呂自体が嫌いだったりすることもあるかもしれませんが、夜に体力が残っていないという側面もあるかと私は考えています。
そして、例えば寝ているつもりなのにいつも眠いとか、倦怠感が残ったまま毎日出かけるという方は、睡眠のサイクルや生活習慣自体が乱れています。
しかし、一度出来上がって慣れてしまっている生活サイクルを自分自身で変えるのは、何かきっかけでもない限りなかなか難しいことですよね。
ですので、そうした方はやはり専門機関や治療院に行かれて、ご自身の体の状態を把握していただくことをおすすめします。
もし当院にご来院いただければ、生活習慣の見直しだけでなく、どんな未来像を描いているかまでお話しさせていただき、現状のリスクと対応策について、一緒に検討させていただきます。
いずれにしても、疲れ過ぎている状態は専門家に相談することができれば、良い方向に向かうはずです。是非、時間を見つけて行かれてみてください。
ということで今回は以上です。それではまた!
■カイロプラクティックセンター・千葉リヘルス:院長・阿久津雅彦(あくつまさひこ)
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