【じっとしていても痛い】症例から見る腰痛とがんの意外な関係性

こんにちは、カイロプラクティックセンター・千葉リヘルス院長の阿久津です。

日常的に患者さんの体を診させていただいていると、症状の原因が意外なところから起こっていることがあります。

以前、腰が痛いということで来院された方がいらっしゃいましたが、その方の原因はなんと胃がんだったのです。

まず病院でレントゲンを撮ってもらうようアドバイスさせていただいて、通院されたところすぐに手術となりましたが、現在は元気に元の生活を取り戻されています。

あまり考えたくありませんが、もし放置していたら命に関わっていたかもしれません。腰痛という何気ない症状ですが、このように意外なところから症状が来ていることがあるんですね。

この記事に辿り着いたあなたは、原因不明の腰痛に悩まされているかもしれません。そして、脅かすわけではないのですが、その原因はがんかもしれません。

そこでこの記事では、腰痛とがんの意外な関係性について、実際の症例をもとにお話ししていきます。特に以下のような方向けに記事を作成しています。

    • じっとしていても腰の痛みがありお困りの方
    • 病院に行っても腰の痛みが治らない方
    • 腰痛に悩まされない生活を送りたい方

症例から見る腰痛とがんの意外な関係性

まず症例について紹介させていただきます。

少し前、50代の男性を診させていただきました。

この方は、ある時腰の痛みを感じて、すぐに病院に行かれたそうです。レントゲンを撮ってもらっても明確な原因はよくわからず、注射を打ってもらったり痛み止めを飲んだりしてもダメ。しばらく通院しても改善せず、当院に辿り着いたのだそうです。

特に体を使う仕事ではなく、普通の会社員生活を送っていたそうですし、直近で激しい運動をしたわけでもない、それまで腰の痛みを感じたこともそうそうないとのことで、どうしていきなり痛み出したのかわからなかったみたいなんですね。

当院では症状を伺った上で、全身から悪い部分がないか総合的に診ていますが、調べさせていただいたところ、どうも胃の調子が悪いということがわかりました。

ご本人としては、胃の調子が悪いというような自覚は全くないとのことでしたが、私としては8割方、胃に何かしらの問題があると確信していたので、病院で細かく検査してもらうようアドバイスさせていただきました。

すると、初期段階の胃がんであったことが発覚。すぐに摘出手術となりましたが、そのおかげで悪いところはすっかりなくなりました。腰の痛みも消えて、その後は今まで通り元気な生活を取り戻されています。

楽な姿勢がないという時は要注意

この症例の男性は、座っている時も痛い、寝ている時も痛いと話をされていました。こうした、じっとしていても痛いと感じる時は、内臓に重要な疾患がある可能性があるため要注意です。

一般的に、ぎっくり腰のような筋肉系の異常であったり、また脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの脊柱由来の疾患の場合、痛みで通常の生活が困難ではあるのですが、楽な姿勢があるものです。

しかし、消化器や血管の異常が腰痛を引き起こしている場合は、楽な姿勢がないという特徴があります。

このように、楽な姿勢があるかないかである程度は判断できます。異変を感じたらすぐに医療機関に相談に行くべきであることは言うまでもありませんが。

患部だけを治療しても根本解決にはならない

腰痛を感じたら、まずは病院で整形外科にかかったり、または接骨院にかかる方が大半でしょう。しかし、はっきり症状が改善したと思う方は意外と少ないかもしれません。

なぜなら多くの場合、注射を打ったり薬を飲んだりして痛みを感じないようにしたり、腰痛ベルトを装着するなどの対処療法が中心であり、痛みを引き起こす根本原因を治療しているわけではないからです。

このため、何回通院しても痛みがなかなかなくならない。そのため病院を変える。ただ転院したとしても大きな変化はない、というように、治らないまま同じことを繰り返してしまっている方は少なくありません。

これは整形外科に限った話ではなく、現代医療の一つの特徴ですね。

部位によって担当医が診るという仕組みは、確かに専門家が育つという点では優れているかもしれませんが、体を横断的に診ることには向いていませんから。

■参考記事>>【病院を変える前に】何回通院しても症状が治らないたった一つの理由

一方で、カイロプラクティックでは体を一つのものとして診ています。ですので、腰の痛みが胃から来ているとか、頭痛が横隔膜の動きが弱いことから来ているといったことがわかるわけです。

このように、体を治療する方法は実は西洋医学意外にも複数あって、病院で行っている医療は断片的に診ていることが多いですよと、ということを言いたいのでした。

患者さんには適切な治療法で早く良くなってほしいですから、そのために数多くの選択肢を持っていただきたいと考えています。

腰痛改善にもカイロプラクティックがおすすめ

腰痛の原因が胃である方がいるように、必ずしも腰の異常で腰痛になっているわけではない点に触れてきました。

もちろん、外科的手術やリハビリ療法を行うのが有効なケースもあることでしょう。その場合は、定期的に病院に通院されるのがベターな選択肢です。

ただそうでないケースでは、カイロプラクティックによる治療がおすすめです。その理由として、以下の3点が挙げられると考えています。

    • 腰痛が本当はどこから来ているのかがわかるから
    • 自然治癒力を最大化させることで再発しづらい体づくりができるから
    • 腰痛の原因以外にも体のどこが悪いのか発見できる可能性があるから

特にレントゲンを撮っても異常がなかったり、薬を飲んでも痛みが引かないような腰痛である場合は、原因不明の腰痛として扱われがちです。ただ、こうした状況であっても、カイロプラクティックであれば原因を探ることができます。

また多くの場合、体が歪んでいたり、もっと言うと遺伝子レベルに異常があるから症状が出てしまっているので、矯正をして治癒力を最大化することで、自然と治る方向に進みつつ再発しづらい状態を作ることができます。

そして、診療の際には毎回体全体を診ることから始まりますので、特定の部位以外に悪いところがあれば、早期発見につながるというわけです。

予防として利用されている方も多い

車などと同じように体もメンテナンスが必要です。そのために健康診断を定期的に受ける方が多いわけですが、カイロプラクティックもこの予防医療の考え方と非常に相性が合っています。

当院でも、症状が治っても大半の方が月1回くらいの治療を受けに来られます。新たに悪くなった部位がないかチェックするのに持ってこいだとお考えの方が多いからですね。

自身の健康について考えるのは、何か体の異常が起こってからという方が大半でしょう。できれば病気のことなど考えたくないのは私も同じです。

病気を予防して、症状が大きくならないうちに治したいという方は、薄く長くカイロプラクティックをご利用いただけたら嬉しいです。

と言うことで、主に腰痛の意外な原因について述べてきました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

■カイロプラクティックセンター・千葉リヘルス:院長・阿久津雅彦(あくつまさひこ) ご予約はお電話tel:043-221-7200にて承っております。お気軽にお問い合わせください。